渋谷のバーでバイトをしながら暮らす23歳のケイ。
ある日、行方不明だった兄が故郷の海で
自殺したと報せが届く。
葬儀でかつて兄に乱暴されていた女ルミと出会い、
ケイは強く惹かれていく。
その後、偶然の再会をした二人、
傷つくケイに手を差し伸べたのはルミだった。
ケイはルミに安らぎを覚え、
ますます想いを強くする。
しかしあるとき、
ケイにルミの全てを知られることになり、
ルミはケイの目のまえから姿を消した。
しばらくして突然ケイの元に戻ってきたルミは
身も心も傷だらけだった――。
そこから二人の逃避行が始まる。